ディンプルキーの鍵交換費用や自分で交換する方法を詳しく解説

ディンプルキーとは、鍵の表面や側面にくぼみある鍵のことです。現在販売されているディンプルキーの多くで不正解錠対策が施されています。

玄関だけでなく、自転車や金庫など様々な場所に使われている、現在主流になりつつある鍵です。

ディンプルキーの仕組みなどを詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

ディンプルキーとは？交換・合鍵の費用相場から開け方まで

「ディンプルキーとは何ですか？」という疑問に鍵屋がお答えします。合鍵・交換方法から費用の相場まで、鍵のプロだからこそ分かることを解説します！ディンプルキーの開錠費用や開錠方法もご紹介します！

なぜディンプルキーが鍵交換におすすめなのでしょうか？

ディンプルキーのメリットを知れば、納得できると思います。

ディンプルキーはピッキングがほぼ不可能な構造になっているため、防犯性が高いです。

また、製品によっては耐バンピングや耐破壊解錠に優れています。

製品によって防犯性の高さは異なりますので、高い防犯性を示す「CPマーク」の有無を基準に選ぶと良いでしょう。

ディンプルキーの多くがリバーシブルになっているので、鍵を持ち変える必要はありません。

また、素材やコーティングにより優れた耐久性を持っているので、鍵を長く使うことができます。

製品によっては、鍵にIDが割り振られています。そのIDを照会できなければ合鍵を作成できません。

このシステムにより、鍵番号のみでの合鍵作成が不可能になるので、誰かに勝手に合鍵を作られるのを防ぐことができます。

反対に、ディンプルキーに鍵交換するデメリットはどのようなことなのでしょうか？

ディンプルキーは緻密な作りになっているので、一般的なギザギザした鍵よりも製品単価が高いです。

特に、耐ピッキングに非常に優れていて、他の不正解錠にも強い鍵だと交換費用が高くなります。

ディンプルキーは防犯性が高いため、簡単に解錠することができません。

もし、鍵をなくして開けてもらう場合、解錠にかかる費用が一般的な鍵よりも高くなります。

鍵開けと鍵交換が重なると結構な費用になることがあるので、鍵の紛失などには注意しましょう。

ディンプルキーに鍵交換するとしても、たくさんの製品から1つ選ばなくてはいけません。

そこで、おすすめの鍵を5つご紹介します。防犯性や特徴から良いものがあればそれを選んでください。

日本トップシェアを誇るMIWAのディンプルキーであるPR。

耐ピッキング性能は10分以上、耐かぎ穴壊し性能のグレードは3つあり、取り付ける場所ごとに適切なものを選べます。

鍵自体もそこまで高くないので、気軽にディンプルキーに交換しやすいです。大手メーカーの鍵が良い方、これまで通りの鍵を使いたい方におすすめします。

GOAL社のV18は、米国UL防犯規格やCPマークも取得したディンプルキーです。耐ピッキング性能と耐かぎ穴壊し性能はともに10分以上と防犯性に優れています。

鍵穴は縦型で、鍵はリバーシブルに使えるため、非常に使いやすいです。GOAL社のディンプルキーで導入しやすいものを選びたい方におすすめします。

スイスのカバ社の技術を結集して作られたディンプルキーがカバスターネオです。

理論鍵違い数は2兆2千億通りと非常に多いため、ピッキングはほぼ不可能となっています。

鍵は登録制となっており、鍵番号・シリアルナンバー・暗証番号の3つが揃っていないと合鍵を作成することはできません。

世界トップクラスの防犯性が欲しい方におすすめです。

世界初ピッキングを完全にブロックしたディンプルキーがロイヤルガーディアンです。

他にも、バンピングやカム送り、破壊解錠などあらゆる不正解錠に強い性能を持っています。

シリアル番号と暗証番号から合鍵を作成できるので、シリンダーを破壊することなく解錠可能です。

また、シリンダー破損やシリンダー由来の盗難が発生した時に現金を払ってくれる保証が2年間付いています。

鍵に鍵番号が刻印されていないのが特徴のディンプルキーです。セキュリティカードによって鍵の複製を行うので、鍵から勝手に合鍵を作られる心配はありません。

アンチピッキングピンやドリリング対策プレートを採用しているので、不正解錠に優れた鍵となっています。

不正解錠防止、お手軽な費用、不正な合鍵作成防止とすべてが揃ったディンプルキーです。

ディンプルキーに鍵交換する時にかかる費用はどれくらいになるのでしょうか？

今回は自分で交換する場合と、鍵屋に依頼する場合の2パターンに分けてご紹介します。

自分でディンプルキーに交換する場合、ディンプルキー本体の費用だけで済みます。

費用相場はシリンダーのみだと安くて1～2万円くらいです。製品の種類や鍵の本数によってかかる費用は異なります。

鍵屋にディンプルキーの交換を依頼すると、本体価格の他に出張料や作業料がかかります。

そのため、自分で交換するよりも費用はかかりますが、鍵選びや交換作業などの手間を省く事が可能です。

鍵をどこまで交換するかや製品によって費用が異なるので、その点も押さえておきましょう。

料金や費用についてはこちら

全国出張対応のカギのサポートの料金をご確認いただけます。鍵のトラブルでお困りの際はお電話でいつでもご相談下さい。住宅、車、バイク、金庫、その他なんでもご対応致します。

ディンプルキーの鍵交換を行う前や作業中に注意しておく点があります。

自分で交換する方も鍵屋に依頼する方もしっかりと確認してください。

中古マンションや賃貸物件の鍵交換を行う際は、管理会社や管理組合に許可を取ってから行うようにしましょう。

分譲マンションでも玄関の鍵は共有部分と見なされるため、許可の無い鍵交換を拒否していることがあります。

賃貸物件は所有者が貸主ですので、貸主の許可なしに鍵を交換することはできません。

引っ越して防犯が不安な方や鍵が壊れてしまった方は、必ず管理会社や管理組合に鍵交換の旨を伝えてからにしましょう。

どの鍵を買っても鍵交換ができるわけではありません。現在付いている鍵に対応したシリンダーを購入しなければ、交換できずに無駄な出費となってしまいます。

鍵全体を交換する時も同じです。今付いている鍵と違うサイズを購入すると、穴を開け直す必要などが生じ、作業の手間が増えてしまいます。

鍵の型を見極める方法などは自分でディンプルキーへ鍵交換する方法でご紹介しますので、ぜひご覧ください。

鍵交換をした後に、隙間や歪みが生じていると、そこから不正解錠を行われる可能性があります。鍵の隙間から工具を入れて解錠する「カム送り」に遭う可能性があるので、しっかりと取り付けましょう。

また、鍵が正常に動かず、鍵が回らないなどのトラブルに発展することもあります。

ディンプルキーに交換した後は、正常に動くかどうかしっかりと動作確認を行いましょう。

ディンプルキーに交換すること、交換したい製品が決まったら、いよいよ交換作業に移ります。

しかし、交換したい製品が手元に無ければ作業を行うことができません。では、どこでディンプルキーを購入すればよいのでしょうか？

鍵屋に依頼をすれば鍵の購入から交換作業まで一貫して行うことができます。ただし、作業料や出張料がかかるので、費用をなるべく抑えたい方には向いていないかもしれません。

シリンダーだけを購入したい方は、製品を代理販売している鍵屋に相談しましょう。製品のみを販売していることがあるかもしれません。

鍵屋にご相談の際は全国対応のカギのサポートにお任せください。

通販サイトなどでディンプルキーを購入することができます。インターネットだと、合鍵が表示されたり、型が分かりづらかったりするので、しっかりとサイトを確認するようにしましょう。

また、納品までに時間がかかるので、すぐにシリンダーが欲しい方は向いていません。余裕を持った購入をおすすめします。

ホームセンターでもディンプルキーを購入することができます。しかし、店舗によって品揃えがバラバラなので、自分の交換したいディンプルキーが手に入らないかもしれません。

また、深夜などは店舗が閉まっているので、突然のトラブルによる鍵交換には向いていないでしょう。

ホームセンターで購入した鍵を交換する方法についてはこちらで詳しく解説しています。

自分でディンプルキーに鍵交換をする方法をご紹介します。

ドア側面に付いているフロントプレートをドライバーで外します。

シリンダー側の固定ビスをマイナスドライバーで外します。

新しいシリンダーを穴に入れ、固定ビスを貫通させます。

シリンダーを固定したら、フロントプレートを取り付けて完了です。動作確認や隙間が無いかをしっかりと確認してください。

他の鍵の型の交換方法や型の見分け方はこちらで詳しく解説しています。

鍵の交換方法、自分で鍵を交換する方法8選

ドライバー1本で、自分で玄関の鍵を交換する方法を紹介します。鍵のタイプの見分け方から、代替品の買い方、交換の方法まで全て紹介します。

すぐにディンプルキーへ交換したい方、鍵選びや交換作業をプロへ任せたい方はカギのサポートまでご連絡ください。

MIWAやGOALの鍵はもちろん、そのほかの鍵もご用意しております。

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