ディンプルキーの合鍵を作るには？作れない鍵や場所、値段などを解説

ディンプルキーとは、表面にくぼみのある鍵のことを言います。従来の鍵よりもピンの数が多く、ピッキングがとても難しいです。

そのため、防犯性は高いですが精密な作りのため、トラブルが起こりやすいという面もあります。

ディンプルキーの仕組みなどについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ディンプルキーとシリンダーを購入した時に、IDを登録するディンプルキーが存在します。

登録制だと、IDが分からないと合鍵を作れないので、勝手に鍵を作られる心配がありません。また、登録のIDから鍵のデータを取得できるので、鍵が手元に無くても合鍵を作ることが可能です。

あなたの使っているディンプルキーが登録制かどうかで、合鍵を作れる場所や手間が変わります。

ディンプルキーの合鍵を作れる場所は、

の3つです。

町の鍵屋や出張専門の鍵屋でディンプルキーの合鍵を作ることができます。
今使っている鍵を持ち込んで複製してもらうので、その場ですぐに鍵を手に入れることが可能です。

作成にかかる時間は15～30分程度とされています。

合鍵作成には純正キーが必要

鍵屋にディンプルキーの合鍵を作ってもらうには、元になる鍵（純正キー）を持って行く必要があります。

純正キーとは、メーカーが作ったオリジナルの鍵のことで、鍵を買った・もらった時に受け取る鍵です。

その鍵を真似して合鍵を作ることになるので、鍵屋に合鍵を作ってもらう際は、純正キーを持って行きましょう。

鍵屋ではなく、メーカーに直接合鍵（純正キー）を作ってもらう方法です。メーカーのホームページから合鍵作成の依頼を行うことで、合鍵が手に入ります。

インターネットが使えない方やメーカーが合鍵を受け付けていない場合は、最寄りの代理店に依頼しましょう。代理店経由でメーカーに合鍵を手配してくれます。

合鍵が手に入るまで最短2営業日、大体1～2週間程度かかります。

鍵の写真・鍵番号が必要

メーカーでディンプルキーの合鍵を作成する時に必要なものは、鍵の写真もしくは鍵番号です。

鍵の写真を撮影し、メーカーに送らなくてはいけないので、スマートフォンやタブレットなどを使用してください。

写真ではなく、鍵番号によって鍵を照会するメーカーもあります。鍵番号は純正キーに刻印されている番号のことです。

代理店に依頼する際は、純正キー本体を持って行きましょう。

登録制のディンプルキーの合鍵も作れる

登録制のディンプルキーなら、メーカーに合鍵作成の依頼を行いましょう。

IDやセキュリティカードを手元に用意し、代理店に持ち込むか、ホームページから依頼するかの2パターンになります。

注文方法は各メーカーによって異なりますので、メーカーの方法に従ってください。

楽天などのモール店や、鍵屋の通販サイトからでもディンプルキーの合鍵を作ってもらうことができます。

基本的に、通販サイトを経由して、メーカーに合鍵作成の依頼を行うので、純正キーを手に入れることが可能です。

依頼するサイトによってはポイントも貯まるので、お得にディンプルキーの合鍵を作成したい方におすすめします。

鍵番号が必要

インターネット経由でディンプルキーの合鍵を作成するのに必要なものは鍵番号です。

今使っている純正キーのメーカーと刻印されている番号を注文時に入力してください。間違えると違う鍵が送られてきてしまいます。

サイトによっては、防犯上の観点から身分証が必要になるので、送付先に住所と一致したものを使用しましょう。

反対にディンプルキーの合鍵を作成できない場所もあります。

合鍵を作りに行く前に知っておくことで、無駄を省くことができます。

先ほど、鍵屋ならディンプルキーの合鍵を作れると言いましたが、作れない鍵屋も存在します。

ディンプルキーは精密に作られているため、最新のマシンと技術が必要です。
また、ディンプルキーの合鍵は抜けない、回らないなどのトラブルが起こりやすいので、敬遠する鍵屋もあります。

近くの鍵屋がディンプルキーの合鍵作成に対応しているかどうか調べてから向かうようにしてください。

ホームセンターでもディンプルキーの合鍵作成は難しいです。

ホームセンターは鍵職人が合鍵を作るわけではないので、技術的に劣る可能性があります。
また、マシンも最新のものを用意していないため、ディンプルキーの合鍵を作成できません。

しかし、一部のホームセンターではディンプルキーの合鍵を作成できるテナントが入っていることがあります。一度、ホームセンターやテナントに問い合わせをしてみましょう。

ディンプルキーの合鍵を作成する時に注意することが4つあります。

合鍵を作る場所や時間が変わってきますので、しっかり押さえておきましょう。

ディンプルキーの合鍵は純正キーからしか作れません。

精密な作りをしているディンプルキーはわずかな誤差でも鍵が回らないなどのトラブルが発生します。
複製キーから複製キーを作ると誤差が大きくなりやすく、トラブルの発生が多いです。

鍵屋でも複製キーから複製キーの作成は断られることが多いので、純正キーを持って行くようにしてください。

ディンプルキーの中には、メーカーが特許権を持っており、複製キーの作成・販売を禁じていることがあります。

有名なのはMIWAのPR・PSという種類の合鍵です。これらの合鍵はメーカーから純正キーを手に入れるしか合鍵の作成方法はありません。

また、ブランクキーという合鍵を作るための鍵が出回っていない鍵や、登録制によって管理されている鍵もメーカーでしか作ることができないので注意しましょう。

賃貸物件にお住まいの方で合鍵を作成する場合は、事前に貸主の許可を得てから作成を行ってください。

貸主は鍵の管理を行って、物件のセキュリティを維持しなくてはいけません。勝手に合鍵を作られて渡されたり、失くされたりしてはセキュリティの維持が難しくなります。

また、貸主が登録制のIDを持っていることがありますので、事前に聞いておくのが楽でトラブルが起こりにくいです。

マンションなどで使われている、かざすだけでオートロックを解錠できる鍵があります。内蔵されているICチップを複製することは可能ですが、場所が限られているので注意が必要です。

一番無難な作成方法は、管理会社経由でメーカーに依頼すること。純正キーかつ確実に開く鍵が手に入ります。

他の方法はICチップの複製に対応した鍵屋に依頼することです。鍵もICチップも即日手に入れることができます。

ディンプルキーの合鍵を作成するのにかかる値段を解説します。

作成する場所や鍵の種類によって異なりますので、詳しくは各メーカーや各サイトなどを参考にしてください。

値段	2,000～3,000円
時間	1～2週間

 

メーカーにディンプルキーの合鍵を依頼した時にかかる値段は、1本あたり2,000円～3,000円程度です。

送料や手数料がかかりますが、一度に依頼した料金に応じて送料が無料になることもあります。

　

値段	4,000円～5,000円
時間	15～30分

 

鍵屋にディンプルキーの合鍵を依頼した時の値段は、4,000円～5,000円程度です。複製にかかる技術やマシン、ブランキーの費用がかかるので、この値段となっています。

メーカーよりも高いですが、即日手に入る点を考えれば妥当な値段です。

値段	12,000円～
時間	1～2週間

 

ICチップ入りのディンプルキーの合鍵を作成するのにかかる値段は、12,000円～です。鍵とICチップと現地での作業料金を含んだ費用となっています。

鍵の種類やICチップの種類によって値段が高くなりますので、詳しくは代理店などに聞いてみましょう。

どの鍵でも開けられるマスターキー。その合鍵を個人で作成するのはほぼ不可能です。

マスターキーは防犯上とても厳重な管理が必要になるので、物件の所有者や管理会社でないと合鍵を作成することができません。

マスターキーを作成するには、メーカーへ念書を送る必要があります。

カギのサポートではディンプルキーの合鍵作成も承っております。

鍵の紛失や故障でお困りの際は、合鍵作成だけでなく、鍵の修理や交換も承っておりますので、トラブルが起こった際はお気軽にご連絡ください。

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